【ハーレーカスタム編Part20】悲劇!ポリッシャーの罠
スポークは完ぺきとは言わないまでも綺麗になりましたが、10年物の車体なので様々な箇所に劣化があり、特にフロントフォーク周りのメッキ部分の点錆が気になっていました。
そこで一念発起して小径タイプのポリッシャー(中華製)を購入し、メッキ磨きに挑戦することにしたのですが、前回、ラストリムーバーが効かないことが判ったので、今回はピカールを塗ってポリッシャーを掛け、メッキクリーナーで仕上げるプランを立てました。
特に白錆が目立ったのは、フロントフォークを支えるモッコリした部分(トリプルツリー?)で、施工前はこんな感じでした。
まず、ウエスでピカールを軽く塗り付け、ポリッシャーにウールパットをつけてガシガシ磨きます。
ポリッシャーが割と重く、狭い箇所にあてると暴れて大変だったのですが、割と効果があり、ほんのわずかな時間でこれくらい綺麗になりました。
このくらいの錆ならあまり気にならないのですが、ついでなのでエンジンケースに使っているメッキクリーナーを使い、今度は専用ウエスで磨きます。
この作業は以前にも行ったことがあり、全く効果がなかったのですが、今回は前処理が出来ていたためか、残っていた点錆もなくなり、ピカピカの状態に復活しています。
更に勢いづいて、同じやり方でタイヤ側のフォークにも同じ作業を行いましたが、これはあまり効果がありませんでした。
トリプルツリーの部分には効果があったので、本当は分解して徹底的にやりたかったのですが、たぶん微妙なバランスで調整されているでしょうし、元に戻せる自信もないので、今回は外からアクセスできる部分だけで我慢して作業終了しました。
その後、綺麗になったメッキ部分の写真を見ながら悦に入っていたのですが、ふと(こんなに簡単に取れるなら、気になってるタンクの傷も消せるかも?)と思ってしまったのが悲劇の始まりでした。
私のスポスタ君は店頭にあった時からタンクの割と目立つ箇所に傷があり、それを承知で購入したのですが、購入後それを隠すために金属製のヤモリを貼り付けていました。
先日、ちょっと気になってヤモリを剥がしてみると、元々ついていた傷の周りにヤモリ型の傷が増えており、かなり残念な見た目になってしまっていました。
今回、ポリッシャーの効果を見てしまったため、あの傷、コンパウンド付けてポリッシャーで擦れば消えるかも?と思ってしまい、その思い付きのまま作業を始めてしまったのが運の尽きでした。
現実はそんなに甘くなく、スクラッチリムーバーでも変化なし、一番粗目のコンパウンドもダメ、という結果にがっかりし、最終的にタッチペンで傷を塗り、盛り上がった箇所をポリッシャーで擦る作戦に出ました。
車両の塗装に慣れた方には想像できるかもしれませんが、これが最悪で、しっかり乾いていなかったためか、タッチペンの色がタンク上面全体に飛び散ってしまい、無残な結果になってしまいました。
もうこうなったらどうにもならないので、せめて施工前に戻そうと考え、水ペーパー#1500で軽くこすり始めたのですが、全く手ごたえが無かったため、更に#1000でこすったところ、確かに抵抗感があり、汚れが取れている気がしたので、そのまま上面全体をこすります。
その時点では、(まあ、傷消しは諦めるか!)位の気持ちで、施工前の状態に復旧したつもりだったのですが、そのあとウエスで拭いてみると、クリア層がすっかり取れてしまい、中途半端なつや消し状態になっていました。
こうなるともうどうしようもなく、ワックスや艶出し剤を駆使して輝きを取り戻そうとしても全く効果はありません。
観念して、馴染みの整備屋さんに電話して経緯を説明したのですが「何番でこすった?」と聞かれ「1000番」と答えたところ、プロの世界では信じられないほど粗く、「#2000でも怖くて使わない」と言われてしまいました。
「再塗装いくら位かかるかな?」と聞きますと、「あのスポスタは横にライン入ってるから難しいな、バイク塗装専門の人に頼むからそれなりにかかるよ」と言われたので、「大体どのくらい?」と聞くと、「前に旧車のタンク塗装してもらった時は6万くらいだったかな?」と言われた瞬間、目の前が真っ暗になり、思い付きで作業してしまった事を激しく後悔しました。
でも、このまま乗り続けるわけにもいかず、タンク内半分位残ったガソリンを空にするために虚しくウロウロ走り、給油ランプがついたところで、入院の連絡待ちになってしまいました。
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